追伸、パフェに願ふ
我輩は甘党である。理由は特にない。
物心ついた時からの甘党で甘いものを常に欲しているのだ。
小生の父は糖尿病を患っており、患ってもなお甘物を欲し続けている。青天の霹靂。医者から病を宣告されてもなお、羊羹の一気食い、微糖BoSS7缶看破・・・留まるところを知らない。
おそらく、本能なのだ。甘物を欲し続けている。
小生もその血を引き継いでいる以上、甘物からは逃れられない運命なのだろう。やたらと甘物を欲することがよくある。
大学時代のことである。友人A君と暇があればシャノアールに入って店員に注文し続けた。スタバのチョコレートチャンクスコーンどころの騒ぎでない。
ビッグパフェチョコレート。 通称、巨塔。
当時流行っていたドラマ、白い巨塔から我々はその甘物をそう名付けた。
巨塔はいわゆるチョコレートパフェなのだが、そこらの喫茶店に置いてあるような輩とは一線を画す。巨塔の名に恥じぬ壮大さ。スケール。重量感が違う。
故に我々は巨塔を攻略することが、退屈な学生生活の唯一の楽しみだったのだ。
巨塔を攻略するのは手練れでなくては難しい。作り込まれていて、どこから崩すかまず迷う。我々は頂上から「①宮殿 ②中枢部 ③迷宮」に大きく分けた。
武器(スプーン)をそれぞれ手に取り強者に立ち向かう。
定石はまず宮殿にスプーン一差し。龍槌閃を食らわせた後、大きく上へ龍翔閃。宮殿を作る生クリームを看破し中枢部内部へと歩を進める。
この時点で甘味ゲージがマックスを超えると言っても過言ではない。
その後、中枢部を攻略した我々はしばしの優越感に浸る。強者をやり込める達成感。
我々は満足していた。日々この強敵をやり込めることに。
だが、この強敵は時として思わぬ牙をむくことがある。
まれにだが、武器(スプーン)が一つしか与えられないそんな時は店員さん私たち決して怪しいそういう関係じゃnainkjes;_,